ヒンドゥー教最大の聖地バラナシ

こんにちは、kmartです。

ヒンドゥー教最大の聖地、シヴァ神の聖都バラナシ。
インドに興味を持っている人が、絶対に行ってみたいと思う場所ではないでしょうか。

僕自身もインドに興味を持ったきっかけはバラナシです。
意外かもしれませんがインドカリーがきっかけではありません。
きっかけではありませんが、インドのカレーはものすごく美味い。
インドに滞在中はひたすらカレーを食べ続けましたが、色々な種類があるので飽きずに食べてました。
特に、本場のバターチキンカレーは最高です。
話しは逸れましたがインドでカレーは外せないので、ぜひ本場で堪能してみてください。

バラナシの話しに戻りますが、あれほど行きたくて行きたくない場所は他に思いつきません。
渋谷のスクランブル交差点のようなおびただしい人々と、人の目を気にせず闊歩する牛や犬、その間を運ばれていく布に巻かれた死者たちに迎えられて、僕ら旅人はこのカオスで混沌とした世界に魅了される。

バラナシとは

一般的に旅行者の間では「バラナシ」と呼ばれることが多い。
ヒンディー語の「バナーラス」、英語名の「ベナレス」との呼称が使われていることもあります。
他にも、この町が北と南をワルナー川とアッスィー川に挟まれていることに由来して「ワラーナシー」と呼ばれたり、巡礼の聖地としての古名「カーシー」などと呼ばれることがある。

ガンジス河も英語名だが、ヒンドゥー教の聖地であるバラナシでは「ガンガー」と呼ばれている。
ヒンドゥー教においては女神ガンガーと神格化されて崇められている。
ヒマラヤの水を集めたガンガーが悠々と平原を流れ、シヴァ神の額にかかる三日月形に曲がるところに、バラナシはあります。
バラナシはガンガーなしには考えられない。

ヒンドゥーの信仰によれば、ガンガーの聖なる水で沐浴すれば、全ての罪は浄められ、ここで死に、遺灰がガンガーに流されれば、輪廻からの解説を得るという。
これはヒンドゥー教徒にとって最高の幸福といえる。
このバラナシには年間100万人を超える巡礼が訪れ、そのなかにはここで死ぬのを目的にしている人さえいる。
ガンガーを全身で感じることは、忘れることのできない経験になるでしょう。

バラナシの歴史

バラナシはおよそ3000年の歴史を誇る古い町だが、破壊と再生を繰り返しており、古都の雰囲気をとどめているように見える町並みは、200年以上前の建築はほとんど残っていない。
紀元前6世紀、ブッダが誕生する以前よりすでにここはカーシー王国の首都がおかれ、たくさんのバラモンが修行する宗教拠点となっていた。
5世紀にはヴィシュワナート寺院が建立、8世紀にはヒンドゥー教の改革者シャンカルチャルダによりシヴァ信仰が確立され、聖都としての地位を築いていく。
しかし12世紀末、アフガニスタンからゴール朝が侵攻して以来、バラナシはイスラム勢力による破壊が繰り返されることになる。
16世紀、ムガル帝国第3代皇帝アクバルの時代には、イスラムとヒンドゥーの融和政策がとられたため町は復興を遂げました。
しかし17世紀、6代皇帝アウラングゼーブの時代になると、ほぼ全てのヒンドゥー寺院が徹底的に破壊され、ヴィシュワナート寺院の上にはモスクが建てられた。
現在のバラナシの街並みがつくられたのは、18世紀に入りムガル帝国が弱体化する一方で、ヒンドゥー教徒であるマラーター王国の勢力が拡大し、藩王マーナス・ラームがバラナシの実験を握ってからだ。
彼の息子バルワント・シングにより対岸にラームナガル城が建てられ諸侯のアヒリヤー・バーイー・ホールカルによってヴィシュワナート寺院も再建されました。
ガンガーの岸辺はガートとして石造りに整備され、インド各地の藩王たちはここに競って眺めの良い離宮を建てた。
18世紀後半になると、イギリス東インド会社の統治下におかれることになる。
イギリスは火葬場の郊外への移転を計画するが、民衆の大反対を受け断念せざるを得なかった。
記録にはこう記されている。
「火葬場が町のために存在するのではない。町が火葬場のために存在するのだ」

ガンガーとガート

バラナシの命であり、インドの母なる大河でもあるガンガー、そしてその岸辺に連なるガートこそ巡礼の目指す場所。
旧市街の河の西岸に沿って、その数84ものガートが並んでいる。
ガートとは、岸辺から階段になって河水に没している堤のことで、沐浴する場として使われているが、ヒンドゥー教徒の火葬場になっているものもある。
各ガートには町から道が通じていて、川岸に面して建ち並ぶ王侯の館や寺院が、その間をぎっしりと埋めている。
河が増水したときの水面の跡が、建物の壁のかなり高いところに残っていたりする。
水量は季節と雨量によって変わり、乾季のシーズンは水面はずっと低くなっている。
数あるガートのなかでも、この町に来る巡礼にとって重要な聖地となっているのは、ワルナーサンガム、パンチガンガー、マニカルニカー、ダシャーシュワメード、アッスィーの5ヶ所である。

日の出前に

ガートに近づくと、あちこちから来た巡礼者が続々と集まっている。
ここでは現世での差別を離れ、皆一様に、聖河に浸りたいという熱望で結ばれているように感じる。
路上にはガンガーに捧げる花を売る人たちが店を開き、その先には物乞いたちがずらっと列をなして座り、行き交う人々に喜捨を求めている。
その物乞いの一人一人に、小銭や食物を供養していく人がいる。
目の前にガンガーが、全ての人間の営みを超えて、ゆったりと音もなく流れている。
初めも終わりもなく永遠に回転しているかのようなインドの時の流れを感じてみてはいかがでしょう。

最新情報をチェックしよう!
>最強のWordPressテーマ「THE THOR」

最強のWordPressテーマ「THE THOR」

本当にブロガーさんやアフィリエイターさんのためになる日本一のテーマにしたいと思っていますので、些細なことでも気が付いたのであればご報告いただけると幸いです。ご要望も、バグ報告も喜んで承っております!

CTR IMG