世界一美しい墓、その名はタージ・マハル

こんにちは、kmartです。

誰もが聞いたことがあるインドを代表する世界遺産タージ・マハル。
この白いドームのような宮殿、実は宮殿じゃないって知っていますか?
タージ・マハルを言葉通りに訳すと「宮殿の王冠」もしくは「王冠宮殿」という意味になる。
なので王紀のための宮殿とついつい思ってしまうが、そうではなく、ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンの妃ムムターズ・マハルの墓なのである。
この死んだ妃の称号ムムターズ・マハルが変化したもの、それがタージ・マハルである。

タージ・マハルがあるのは、首都デリーから電車で2時間ほどのアーグラーという場所にあります。
2時間と聞くとアクセスめちゃくちゃ良くて日帰りでも行けるな!と感じるかもしれませんが、時間通りに進まないことが多いので、もっと時間はかかるものだと思っていてください。

そのタージ・マハルに到着すると、東西と南に入退場のゲートがあり、入場する前には厳重なボディーチェックがある。
中に持ち込めないものもあるので、必要最低限の荷物で行くのがオススメです。

ボディーチェックで問題なく通過するとメインゲートへ向かえます。
メインゲートへ向かう途中でチラッと覗いているのは、まさかタージさん!?

実際にタージ・マハルを囲う壁は相当高いので、このチラ見だけでその大きさを感じられます。
そしてメインゲートの前に着くと、その奥にうっすらと見えてきます。

この堂々としてゲートをくぐると、300m四方の庭園と泉を前景にして、タージ・マハルが完全に左右対称なその姿を現します。

最初に言いましたが、これはお墓です。
人間がそこで生活するための建物でもなく、神様を祀るためにつくられたものでもなく、死に捧げられた大建築、これがタージ・マハルです。
周囲には、何の建物もなく、非常に広々としている。
だからこそタージ・マハルの大きさを実感しにくいが、青空にそそり立つこの白い大理石の量感とその存在感は圧倒的の一言だ。
基壇の大きさは95m四方、本体は57m四方で、高さ67m、四隅のミナレットの高さは43mという世界遺産にも登録されたお墓である。

霊廟の敷地は土足厳禁なので、入り口でもらえるカバーを靴にかけてから入ります。

基壇を上っていくと、その存在感に唖然とするだろう。

22年かけてつくられた愛のかたち

ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが熱愛した妃ムムターズ・マハルが亡くなったのは、1631年。
その死を悲しんだシャー・ジャハーンは建築狂らしく、ムガル帝国の国力を傾けてこのタージ・マハルを建設し、その愛を表現しようとした。
1653年に、22年という歳月と天文学的な費用をかけて完成したとされている。

真偽のほどは定かではないが、シャー・ジャハーンはこのヤムナーの対岸に、白とは正反対の黒い大理石で自分の墓を建て、両者を橋で結ぶことを計画していたという。
だが現世の権力は儚く、シャー・ジャハーンは自分の息子に幽閉され、その夢が叶うことはありませんでした。
死後はタージ・マハル内の妃の墓の横に葬られたそうです。

そんな深い愛によって完成したタージ・マハル。
その壮大さを感じに訪れてみてはいかがでしょうか。

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